千葉県議会議員 仲村 ひであき(仲村 秀明)

千葉県議会議員 仲村 ひであき(仲村 秀明)

昨年、わが国は障害者権利条約を批准するに至りましたが、千葉県はすでに平成19年7月1日に「障害のある人もない人も共に暮ら しやすい千葉県づくり条例」を施行し、障害者に対する施策を全国的にもリードしてきましたが、今後更に支援の充実を進めてゆくことが求められています。そうした中、今回は聴覚障害に対する対策について取り上げました。

一点目

一点目は聴覚障害者とコミュニケーションをとる手段の一つとしての「手話」について、手話通訳者育成の取り組みと県民一般への基本的な手話の普及について質問しました。

県は手話通訳者の計画的な養成を行っており、平成26年度末現在、220人の手話通訳者が派遣に応じられる体制となっているが、本年度から平成29年度まで手話通訳者を新たに120人養成するとのことで、今後も計画的に手話通訳者の養成に取り組むと答えました。

二点目

二点目は中途で難聴になり手話がわからない方がコミュニケーション取る方法として要約筆記が有りますが、今後高齢化が進み、ますます増えることが予想される老人性難聴の方々を考えればその重要性は増してきます。県としての要約筆記者の養成についてどう取り組むのかを問いました。

県は要約筆記の体制の整備にも努めてきており、平成26年度末現在、181人が要約筆記の派遣に応じられる体制となっているが、本年度から平成29年度までの要約筆記者の養成を新たに120人とすると答弁しました。

聴覚障害者支援の進む事が確認できましたので、是非取り組んで頂きたいと思います。

療養介護・医療型障害児入所施設をご存じでしょうか。

この施設は重症心身障害児者の方の入所施設です。医療的なケアが必要な重度の障害児者に対する施設などの基盤整備はしっかり進めてゆく必要がありますが、県内の療養介護・医療型障害児入所施設は現在6カ所で待機者の解消には至っておりません。在宅支援自体も脆弱な中、家族の施設整備へのニーズは大きなものが有ります。

施設については、長期入所の方のご家族が日々お見舞いに行く事を考えますと居住地域から近い方が利用に適しています。緊急的なショートステイを利用する場合は尚の事であります。そうした観点から県内にバランスよく施設を増やすことが望まれます。word用_カラー_00212_emf

そこで新たな設置場所について、市川、船橋、習志野、八千代、浦安の5市で約161万人と県総人口の26%が住む人口の多い東葛南部への施設設置の必要性を訴えました。

県としては待機者がいる事、また施設設置地域に偏りがある事に配慮しながら、その必要性について検討するとの答弁でしたので、東葛南部地域への施設設置に積極的に取り組むよう要望しました。

12月3日に千葉県議会議員当選後、初めての議会質問に立たせて頂きました。新たな立場での質問で非常に緊張いたしましたが、何とかやりきる事が出来ました。ご協力頂いた皆様に感謝いたします。

市議時代には毎議会で質問に立っておりましたが、県議会では毎議会での質問者数が決まっている関係で年に一回しか登壇が出来ません。私としては物足りない感じも致しますが、議会のルールですので、与えられた時間の中で精一杯頑張って行きたいと思います。今回質問した内容については、私が選挙時にお訴えさせて頂いた点について重点的に質問させて頂きました。

質問要旨は

1.医療・福祉問題について 【健康福祉部】
2.教育問題について 【教育庁】
3.水産問題について 【農林水産部】
4.河川整備について 【県土整備部】
5.道路問題について 【県土整備部】

となっています。詳細については順次ご報告いたします。

 

 

中核地域生活支援センター大会に参加しました

今日は千葉市の生涯学習センターで行われた中核地域生活支援センター大会に参加させて頂きました。

相談支援の現場での取り組みや課題をパネリストの皆さんの事例を通してうかがい知る事ができました。皆様のご尽力には本当に感謝申あげます。

困窮者支援はこれからの社会において大きな課題であることを再認識致しました。

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