HPVワクチンは、子宮頸がんをはじめとするHPV関連がんの予防に有効なワクチンであり、世界的にも接種の重要性が示されています。
一方で、日本では過去の経緯から接種率が低迷し、その影響を受けた世代が存在しています。現在は接種勧奨も再開されていますが、依然として接種率は十分とは言えない状況です。
また、近年ではHPVが男性のがんにも関係することが明らかになり、男女ともに関わる重要な健康課題となっています。
【議会での質問】
HPVワクチンについては、副反応への不安や過去の報道の影響などから、正しい理解が十分に進んでいない現状があります。
そのため、単なる接種率の向上ではなく、県民が正確な情報に基づき安心して判断できる環境を整えることが重要です。
そこで、「HPVワクチンの接種状況や課題について、県としてどのように整理し、今後どのように接種促進に関わっていくのか」
について質問しました。
【県の答弁】
県からは、HPVワクチンの接種率について、全国平均13.9%、千葉県14.7%と低い水準にとどまっているとの認識が示されました。
また、その要因として、約3割が「HPVワクチンについて知らない」と回答していることが挙げられ、正しい知識の普及が重要であるとされました。
現在は、県ホームページやSNSを活用した情報発信を行っており、今後も市町村等と連携し、接種促進に取り組んでいくとのことです。
【私の要望】
HPVワクチンについては、正確な情報提供と接種環境の整備を一層進めることで、県民が安心して判断できる環境を整えることが不可欠です。そのため、引き続き積極的な取組を要望しました。
【再質問】
さらに、近年議論が進んでいる「男性へのHPVワクチン接種の位置づけと今後の考え方」についても質問しました。
【県の答弁】
男性への接種は現在、任意接種とされており、一定の予防効果と安全性は示されているものの、費用対効果などの課題があることから、国の議論を注視していくとの答弁がありました。
【私の要望】
HPVは男女双方に関わる感染症であり、将来世代の健康を守る観点から、国の動向を踏まえつつ、県としても主体的な検討を進めるべきと要望しました。
HPVワクチンは、将来のがんを防ぐための重要な手段です。
しかし、その効果を十分に発揮するためには、正しい情報が届き、一人ひとりが納得して判断できる環境づくりが欠かせません。
今後も、県民の皆様の健康と安心を守るため、現場の声を大切にしながら、取組を進めてまいります。


