これまで一貫して求め続けてきた「リトルベビーハンドブック」の作成に、ついに予算がつきました!当事者のご家族の皆さんも大変に喜ばれています。私もここまでたどり着くことができ非常に嬉しく思います。
リトルベビーハンドブックは、小さく生まれた赤ちゃんとそのご家族の為の手帳です。
一般的な母子健康手帳の場合、赤ちゃんの体重が1キロ以上からしか記録できないため小さく生まれた赤ちゃんの親たちは不安を感じて落ち込こんでいました。リトルベビーハンドブックが完成すれば、わが子の発育が記録できるようになると共に、標準と比べなくて良いことが理解でき、地元の相談機関の連絡先も分かるようになるなど、沢山の効果が期待されています。当事者の関心も高いことから、作成の進捗状況について質問しました。
(写真は全国では最初に作成された、静岡県のリトルベビーハンドブック)
リトルベビーハンドブック作成の進捗状況はどうか。
低体重で出生した子どもの御家族に寄り添った支援を行うことは大変重要と認識しており、県ではこうした子どもたちの成長の記録等が可能となるリトルベビーハンドブックの作成に向けて準備を進めてきたところです。
これまで、当事者団体やNICUの看護師等の専門家、市町村等様々な立場の意見や助言をいただきながら、発育の記録方法や育児支援に関する情報等の掲載内容、活用方法について、検討を行ってきました。
令和5年度には「ちばリトルベビーハンド ブック」を完成させ、必要とする方のお手元に 届けるとともに、県内の周産期母子医療センターや市町村の子育て世代包括支援センター等での相談支援に活用し、子どもとその家族に寄り添った子育て支援につなげてまいります。
◇
完成の暁には、県内全てのNICUで出産直後にお渡しすることができるよう体制を整えることを要望しました。